Le soupir(吐息)
きらきらと光る無数の音の粒。
それは天から降り注ぎ、私を満たし -
いっぱいになって、やがて溢れ出す。
音の源泉。天の恵み。
それらは私のうちで紡がれて、輝くうつくしい調べとなって流れ出す。
やまない歓びは世界に伝播する。
わたしの内も外も光で一杯。眩しくて目を開けていられない。
この輝きはあなたのもとに届いているだろうか。ともに歓びを感じてくれているだろうか。
そう問おうとした刹那、優しい吐息が耳元でわかっているよと囁いた。
Fin.
2010.4.9 すてきなイラストに感銘を受けて(4.10 改稿)
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